五年生の春、北九州の社宅へ引越したシン。東京では嫌われ者だったが、ここはシンをまるごと受け入れてくれた。でもこの社宅には何か秘密が……。
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
五年生に進級する春、森は父親の転勤で東京から北九州へ転校することになった。わんぱくで怪我は絶えないし、物は壊すし、友だちは泣かせるしで、いじめっ子の乱暴者というレッテルをはられていた森の転校を聞いても、先生どころかクラスメイトのほとんど誰も残念がってはくれなかった。そんな森だったが、引越し先の社宅の子どもたち―ココちゃん、あや、竹本兄弟、パックとは不思議に気があった。彼らは森をまるごと受け入れてくれた。しかし森は次第に感じていた。この社宅には何か秘密がある。もしくは謎が…。
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
加納朋子(カノウトモコ)
1966年福岡県北九州市生まれ。文教大学女子短期大学部文芸科卒業後、メーカー勤務を経て、1992年『ななつのこ』で第三回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。1995年『ガラスの麒麟』で第四十八回日本推理作家協会賞、第六回北九州市民文化奨励賞受賞
久世早苗(クセサナエ)
1977年滋賀県生まれ。京都精華大学美術学部卒業後、テキスタイルデザイン会社に入社し、服地のデザインに携わる。絵本作家を志し2005年に退職。現在は絵本やイラストの制作、個展などを中心に活動中。2006年、第二十八回講談社絵本新人賞佳作受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) けっこう楽しめました。
九州の方言が出てきたことも自分的にはポイント高かったです。
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