今まで読んできた本の紹介
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 最初、この作品にはあまり期待していなかったんですよ。 タイトルにもそそられないし、帯を見てもいまいち内容わからない。 西澤作品のひとつの特徴である、人間のダークな一面(主に性癖?)を書いただけの、ミステリ色の低い作品かなあと思って。 が、最初の章からわりと引き込まれましたね。 脚フェチじいさんの描写が面白かったし、この作品みたいな、多重構造というか、いくつかのエピソードがだんだん絡み合い、収束していくような話がとても好きなんですよね。 ラストはいまいちだった感がないでもないですが、本好きなわりに集中力の持続しない自分としては、次が気になって仕方なく、ぐいぐい読まされました。 ちなみに自分は何フェチかというと、脚フェチ、くわしく言うなら太ももフェチ。あと、唇フェチ、くわしく言うなら舌フェチです(^^; 奇想、また奇想の作家さんですよね。 よくもこれだけ色々なことを考えるなあと関心してしまいます。 この作品には、ポー、ドイル、アガサなど、ミステリ黄金期の巨匠たちが大学生として登場します。 ん?『十角館』か??と思いましたが、あちらが巨匠たちの名前をニックネームとして使用したミステリ研のメンバーたちだったのに対して、こちらはなんと本物(!)として書かれています(^_^; ただしパラレルワールドという設定ですが… 内容はメタミステリというかなんというか、真面目なミステリを期待している人には怒られそうな感じですが、自分はまあまあ楽しめましたかね。 重い内容のものばかり読んでいては疲れますし、こんなのもたまには良いです。 あと、表紙のイラストも気に入りました。 パラパラ漫画は、もうちょっと面白いものだったらなあと思いましたが。 って望みすぎ?? 読了しました。 実を言うとこのシリーズ、最初はあんまり好きではなかったのですよ。 作品内容というよりキャラクターが。 まあ主にタタルさんが(笑 なんとなく森ミステリィの某助教授(教授だったかな?)にかぶる気がしたし、薀蓄語るなら京極堂の方がわかり易く語ってくれるよなとか思って。 しかしシリーズを重ねるごとにその辺は慣れました。 コンスタントに新作を出してくれるのもまたいいし。 歴史にはまったく詳しくない俺なので、正直ものによってはほとんどちんぷんかんぷんなんですが、不思議と読まされます。 今回は怪しげなライバルらしきキャラが登場すると裏表紙に書いてあったので、キャラ先行の方向に行くのか更にマニアックな内容になるかと心配してましたが、そのようなこともなく、思った以上にこのキャラの登場は、良い展開なのではと思えた。 キャラの風貌や性格はこのうえなく怪しげですが(笑 しかしこのシリーズ、内容からいって、男ばっかだと相当とっかかりの悪いものになると予想されるので、女性キャラがいるのはいいことだと思うんだけど、いい加減無理矢理恋愛をからめるのはやめた方が良いのではと思いました(^_^; 北海道に行った際、帰りの新千歳空港で見かけて購入。 もちろんこの後、空港内にある松尾ジンギスカンでジンギスカンを食べました(笑)たまりません!北国の生ラムジンギスカン! ![]() 以前よりタイトルだけは知っていたものの、こうして現物を見たのは初めてでした。 ずいぶん古い作品なので、文体とか読みづらいかなあと思ってたんですが、案外文体も会話文も現代チックで読みやすかった。 まあ歴史物としては、色々発達した(?)最近の物の方が面白いかなと思いましたが、こうした歴史ミステリが、かなり古くに書かれていたとは驚きでした。 |
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