真藤数馬は無職で独身のオタクだ。でも「引きこもり」なわけじゃない。あの「女王様」に出逢うまでは。彼女との出逢いが悪夢への第一歩だった…。戦慄的リーダビリティが脳を刺激する超絶エンタテインメント。
新刊で書店に並んだ時は、タイトルからして、おふざけ度合いの高すぎるものかなあと思い、買わなかったんですよ。
で、最近図書館で発見したので借りて読んだ。
感想は、思ったより面白かったな。でした。
ロリオタのヒッキーと12歳の女王様、そしてカズマンの頭の中にのみ存在する妹という、支離滅裂なキャラがそろい、支離滅裂な話が続くと思ったら、途中から、真面目になんじゃそりゃ的な展開になっていくので、正直ほんと読むのをやめようかと思ったぐらいなんだけど、キャラもいいし文体も面白いので、ついつい最後まで読んでしまった。
途中の『なんじゃそりゃ的な』展開はなんとなく『世界の終わり、あるいは始まり』を思い起こさせましたね。
個人的感想ですが。
絵夢の萌え言葉は苦手だけど、来未のメールの文章は、リアルですごいなと思った。
カズマンに感情移入というか、若干好感めいたものを持っていただけに、あのラストは俺的には残念。
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