天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか。
これほど深い愛情に、これまで出会ったことがなかった。いやそもそも、この世に存在することさえ知らなかった。運命の数式。命がけの純愛が生んだ犯罪。 面白かったです。
東野さんの作品は、物語の面白さもさることながら、文体も読みやすいのでいいですよね。
面白かったし、ラストでは泣きそうにもなったんですが、どうもね、『秘密』を読んだときもそうだったんだけど、真性Mの自分としては、「これは男が悲しすぎやしないかい?」と思うわけですよ。
まあ、今回のは靖子が最後に○○してくれてほんとに良かったかなと。
でなけりゃ救われません。
あと、最初に石神がからんでこなければ、ややこしいことにならずに済んだのになとちょっと思った。
まあそんなこといっては物語なんて生まれないわけですが(^^;
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