国立N大学工学部助教授の水柿君が、なんとミステリィ作家に。なんとなく書いた小説が本になり、その上売れた。すっかり小説家らしくなった水柿君だったが…。出版業界の情報も作家になる方法も満載の1冊。重いものが続いたので軽く読めるものをと思い購入。
買う前に1ページめを軽く読んだら、なんかね、文体というかギャグというかがちょっとあわないかもと思ったんだけど、その書店では他に読みたいものが見つからなかったし、前作も読んでいたので結局買うことに。
なんだか馴染めない気がした文体にもギャグにもなんとなく慣れて、それなりに楽しめた。
作家の日常とか作家になるまでの過程とか、そんな文を読むのは好きなので、その辺もまあ面白かったんですが、でも普通そういうのってエッセイでやるよね。
果たしてこれは何を意図した小説なのか。
面白く読みながらもこれを読んでる自分の意義などを考え続けてしまった。
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