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【内容情報】(「BOOK」データベースより)

ふと目覚めると、私は記憶を失っていた。同じベッドには、ゴムの仮面を破った全裸の男が眠っている…。ここはどこ?この男は誰?扉を開けると、意外にも外は雪。そして初老のサンタクロースが、私に手招きをしている!記憶喪失の女と謎の男の奇妙な同居生活、その果ての衝撃!傑作ミステリー長篇。

【著者情報】(「BOOK」データベースより)

愛川晶(アイカワアキラ)
1957年、福島県生まれ。筑波大学卒業。94年『化身』で第5回鮎川哲也賞を受賞し、作家としてデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)





いわゆる叙述トリックものです。

叙述トリックは大好物の俺ですが、好みなのはとうていそんなものが仕掛けられてるとは思わないところに結末近くでその仕掛けについての言及がなされ、今まで見ていた世界がひっくり返されるというものなので、できるだけ結末付近までは、シンプルに…というか複雑でもいいんだけど、そんな仕掛けがあることを匂わすことなく進んでほしいんだけど、この作品は冒頭から主人公が記憶喪失になるとかあからさまに何かありそすぎ。
しかもその記憶喪失がその直前に突然なったとかいって無理やりすぎ。
ちょっと複雑すぎるのかなんなのか、作者が見せたかった世界と実際の世界がどう違うのかとかいまいち正しい楽しみ方ができなかった気がする。
記憶に関わる話とかは好きなんですけどねえ。
遥か昔に体験したこうだと思ってた事が実はこうだったとか。

ヤクザの抗争とか正直興味ないんで、いまいちのめりこめなかったのかも。
あと無駄にセックス描写多すぎw
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