【内容情報】(「BOOK」データベースより)
舞田歳三は浜倉中央署の刑事だ。仕事帰りに兄・理一の家によって、小学五年生になる姪のひとみの相手をし、ビールを飲むのを楽しみにしている。難事件の捜査の合間を縫ってひとみをかわいがる歳三だが、彼女のふとした言動が事件解決のヒントになったりもして…。多彩な作風で知られる歌野晶午が、ちょっと生意気でかわいらしい少女と、本格ミステリらしい難事件を巧みに描く。刑事×難事件×おしゃまな11歳=歌野晶午流「ゆるミス」。軽やかに登場。
【目次】(「BOOK」データベースより)
黒こげおばあさん、殺したのはだあれ?/金、銀、ダイヤモンド、ザックザク/いいおじさん、わるいおじさん/いいおじさん?わるいおじさん?/トカゲは見ていた知っていた/そのひとみに映るもの
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
歌野晶午(ウタノショウゴ)
1961年生まれ。’88年『長い家の殺人』でデビュー。2004年『葉桜の季節に君を想うということ』で第57回日本推理作家協会賞、第4回本格ミステリ大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)大好きな歌野さんの本だけど、タイトルがあんまりアレだと思ったので、今まで読まずにいた。
で、特に読みたい本がなくなってしまったので、今回手を出したわけですが、表紙折り返しの著者の言葉を読んでも、まだ「これは読むべきではないかなと思ってましたよ。
タイトルから想像するにこの作品は、『舞田ひとみという少女が語り手、もしくは中心人物で、彼女の日常をメインに描く本格要素の低い』という印象だったのですが、読んでみたら全然違いました。
作者の言う『ゆるミス』では全然ないよなあ。
これはぜひ続編を読みたいかも。
しかしこれ、自分とは逆にタイトルに騙されて読んだ方なんかはビックリするんじゃないかな。
ほんわか少女探偵ものかと思ったら、けっこう起こる事件たちがえげつないものばかりで。
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